2011年1月アーカイブ

えー涼元です。
今回はガチで仕事関連のご報告をば。

大変長らくお待たせしました。本日発売の週刊ファミ通およびファミ通.comアクアプラスのオフィシャルサイトにて、涼元シナリオのADVゲーム新作が発表となりました。

タイトルを『ジャスミン』と申します。
原画はなんと、カワタヒサシ氏であります。
もう組みたくて組みたくて仕方がなかったお方で、ようやく念願叶ったというか、雌伏を重ねまくった甲斐がありました。どんなものが仕上がるのか、シナリオ担当としても大変楽しみです。
続報はおいおいお届けできるかと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

ちなみに週刊ファミ通のアクアプラス特集ですが、ジャスミン関連インタビューはもちろん、社員ですら「どうしたんだアクアプラス!?」と目を疑うぐらいの大ボリューム&作品発表ラッシュで読みどころ満載です。個人的にはToHeart2DXPLUSの見開き宣伝が超必見。なにせ、今まで生きてて一番笑ったのが『ごっつの車窓から』のエレキングな奴なので。最初に見せてもらった時は、『これ、本気でファミ通に載るんですか?』と思いました、はい。

海炭市叙景感想

海炭市叙景
マイマイ新子探検隊4の折、縄田陽介氏に薦めていただいてからずっと気になっていた作品。
十三の第七藝術劇場でかかっているのを知り、会社帰りにレイトショーを鑑賞してきた。
ちなみに観客は自分を含めて2名ぽっきり。マイマイ新子やREDLINEの客入りなんてかわいいもんだなあと嘆息。それは兎も角。

季節は年の瀬、町の核だった造船業が衰え、ゆるやかに変わっていく北の町、海炭市に生きる人々の悲哀をオムニバス形式で描いた作品…みたいな紹介になるんだろうけど。

まず、特筆すべきは生活感のディティール。
労働者向けの長屋、平屋のあばら屋、団地、ガス工務店、ビジネスホテル、場末の酒場、一人暮しの一軒家、プラネタリウムの操作卓…色々な舞台が出てくるけれど、その全てが住み主が生きてきた軌跡を代弁するかのごとくモノに溢れ、あるいは寒々しい。箸二膳にをまとめて洗剤をつけて洗って、コップにさしておくとか、そういう描写も濃密で、全く見飽きなかった。
…けれど、映画全体が楽しいものであったかというと、また別の話。

普通、この手の話は、日々の暮らしで見落としているような小さな幸せや発見を掘り起こして見せるのが価値だけど、『海炭市叙景』の場合、そんな優しいことはしない。
なにせ、『悲喜』じゃなくて、本当に『悲哀』しかない。
しかもオブラートにくるむこともデフォルメすることもせず、恐ろしいほどに静かに、リアルに、客観的に、事実だけを映していく。叙景とはよく言ったものだと思う。人間ドラマを描いているようで、ドラマチックな要素がただの『出来事』に徹底的に還元されている。
だから、悲哀にこそ籠もっているはずの切なさや美しさも、目を皿にして自分から探していかない限り、ほんのわずかしか垣間見られない。
相対化して観られる人じゃないと、陰々滅々として帰るだけかもしれない。

以下、5編それぞれの印象を。(ネタバレなので、Ctrl+Aであぶり出し)

●造船所に勤める兄妹の話
進水式の辺りは純粋に手順が興味深い。
思わず船に並走しちゃう非プロな行動をもって、『船が全て』の台詞に説得力を持たせようってのは無理がありすぎるなあとか、スト決行のモブのチャチっぽさはもうちょっとなんとかならなかったのか、などと、ちょっと斜に見ていたら。
失職してから、閉塞感が増していく辺りが素晴らしい。
初日の出を見た帰り、山頂駅での別れからその後の展開はもう予想できる。予想できるけど…
ここらあたりは本当にゾクゾクした。
そしてジャストタイミングでタイトル。言うことなし。
正直、ここで映画が終わってたら大満足だったと思うぐらい。

●立ち退かないおばあさんの話
整理区画にある汚い平屋の家に住み、市場で手作りの漬け物を売る老婆の日常を、ただ淡々と映す。
生活感の墓場のようなおばあさんの家がいい。おばあさんの表情から来る説得力がいい。そして何より猫がいい。
この話も切りっぱなしの方が据わりがよくて、最後に来る決着はいらなかった気がする。まあ、好みの問題だけど。

●プラネタリウム勤務のお父さんと水商売のお母さんの話
プラネタリウムは出てくるものの、むしろプラネタリウム好きにはお薦めできない。
なにせ、『プラネタリウム勤務のお父さんと水商売のお母さんの話』でいの一番に想像されるだろうストーリーがド直球でそのまんま展開。『昔は純粋で幸せだった家族が今は…』なテーマが使い古されているだけに、類型的すぎてちょっと残念な出来。回想で締めちゃうのも前の造船所の話にカブってる上に、こっちはあまりに当たり前だし…

●浄水器を売りたいガス屋さんの話
この映画のキモになる話。
とにかく加瀬亮の演技が凄い。『こんな人いるよねー』感がハンパない。
魅力や共感ポイントはおろか、夢も希望も一切ない正真正銘の一般人の演技をここまで完璧にこなすというのは、細かすぎて伝わらないモノマネに通じる趣がある。(註:褒めてます)
でも、見ていて気持ちがいい話ではない。
でも見入ってしまう。

●路面電車の運転士と息子の話
この話だけは不幸度かなり低め…で済まない人もいるか。
場末の酒場感がムズムズするほどリアル。「…こっちは飲むだけって言ってんだから勝手にフルーツ盛り合わせを頼むな! しかもホステス三人分で三つ頼むな! そして盛大に食べ残すな!」的な。
泥酔して路上で身ぐるみ剥がされた男が、手に正月の獅子頭、胸に『海炭市叙景』と黒マジックで大書きして乱入、「ジェットコースタームービーしか興味ないアホ観客全員死ね!」とスクリーンから無人の客席に毒を吐きまくるという旧劇場版エヴァを意識したパロディーを考えてみましたがどうでしょう? ダメですか。そうですか。
あと、路面電車は美しいなあと思った。これはカメラの勝利。

最後に作り手視点でちょっと思ったことを。
作品全体が『抑えた技巧』で揃えられているわりに、ギラギラした作為がディティールから覗いている感じが気になった。敢えて木訥なカメラワークはもちろん、登場人物たちがほんの少しずつ関わりを持っているとか、時系列を敢えて前後させているとか。それ自体は「おっ」と思わせるけど、ドラマ的な必然性が希薄なので純粋な技術のプロモーションになってしまっているというか。それが原作由来なのかは未読なのでわからないのだけど。

映画に限れば、不特定多数のお客さんのためというより、一部のこういう映画を褒めたい好事家を狙って上手に作ってある印象は否めない。唐突な…というより、敢えて唐突にしてある暴力シーンも相まって、生理的に全否定する人も出るだろうに、そこは最初から無視している。
真摯な芸術指向と言えば聞こえはいいし、そういう姿勢が独特の雰囲気を醸しているのも事実だけど、表通りでの真っ向勝負を最初から避けている脆弱さは、この手の『芸術映画』では避けられないものなんだろうか。それは違うと信じさせてほしいけれど。

『映画的サービス』を徹底的に干しきって、その先を浮かびあがらせようとした映画なのかもしれない。正直、エンターテイメントとしては難がある。でも、時間の無駄だったとは思わないし、観終わった後の充足感もたしかにある。
今の自分にとって消化の難しい、色々と愛憎半ばする映画だった。
万人に等しくお勧めはできないけど、観る価値は確実にあると思う。
自分はといえば…たぶんもっと先に、濾過されたシーンのひとつひとつを脈絡なく思い出すことになるんだろう。
そして、それも『映画』の楽しみであるのは間違いのない事実。

2010年下半期に観た映画

えー涼元です。
ボヤボヤしてたら情け容赦なく正月がやって来たので、仕方なく酒とか飲みながら祝っておりました。
さて、本年は涼元にとっていよいよアレな歳に……じゃなくて年になりますので、よろしくお願いします。詳細についてはおいおいということでひとつ。

いきなり振り返って2010年は、近年の涼元としては破格に映画を観まくった年になりました。
上半期分はこちらに書いたので、今回は下半期分をば。
本来は年末にアップするはずだった内容であることには気づかない振りをしていただければ、今年一年健やかに過ごせるでしょう。涼元が。

●借りぐらしのアリエッティ
ジブリ映画を映画館で観るのは(ゲド戦記をスルーしたので)『崖の上のポニョ』以来。
ポニョは正直アレだったので、あまり期待しなかったのだけど……

『人間の家で冒険する小人の話』だから、キモはいかにリアルな小人体験を観客にさせてくれるか。この点に関してはおおむね満足。
渓谷のような台所、粘着テープや釣り針を使ったクライミング、小人が聴いた『音』の描写、人間にとってはさもない日用品、例えば角砂糖やティッシュペーパー一枚が大事な獲物である点。
他にも、水滴や砂糖の欠片とか、身体が小さくなったら体験するだろう描写が(一部おやっと思うところもあったけど)ちゃんとなされていて、感心したしワクワクもした。

ただ、脚本がちょっと……いやかなり。
ストーリーラインは、観客が思うであろう「おやっ?」とか「今のどういうこと?」を無視して最短距離を突っ走り、それに合わせてキャラクターも意図不明瞭な行動を繰り広げる。
お手伝いさんは言うまでもなく、なによりショウが酷すぎる。何の脈絡もなく「きみたちは滅びゆく種族だ」とか言われてもなあ……
観客の憑坐役がこれでは、感情移入のしがいがない。
頼れるはずのアリエッティのお父さんも、話の都合だけで致命的な失敗をいくつも強要されてるし。せっかくアリエッティがいい感じに描けてるのを、他のみんなで足をひっぱってる感じ。
ある程度は原作のストーリーを踏襲したせいなんだろうけど……舞台を日本に移すような大翻案はするのに、そこは放置ってのもおかしな話だし。

ここのところのジブリ映画は映像美に頼りすぎて人間を細やかに描くのを放棄していると思う。アリエッティにもその悪癖はやっぱり受け継がれていた、残念ながら。
でも、細かいことを考えず冒険部分だけをつまめば、それなりに楽しめたのも事実。受け手が求めるメインディッシュをきちんと供することは大切なんだなあと。だからといって下ごしらえとか付け合わせとかを疎かにしたらダメだけど。

●宇宙ショーへようこそ
『マイマイ新子と千年の魔法』のように、非アニメマニア向けで丁寧に作られたアニメーション映画。こういう作品枠がもっと増えてくれると個人的には嬉しい。売るのが大変そうだけど、自分がいいと思ったらできるかぎり広める努力をしたいと思う。

緑豊かな山間の小学校、子供たちだけの夏合宿。
宇宙から来たという喋る犬、ポチを助けたことから、宇宙を股にかけた大冒険の旅に……
アニプレックスが力を入れただけあって、全編『これでもか!』というびっくり箱的映像の奔流。画面を見ているだけでもワクワク楽しい映画、ではあったのだけど。

よくも悪くも詰め込みすぎで、人を選ぶ映画になっちゃってる印象。
例えば、重要キャラであるポチの設定が場面場面で都合よくぶれまくっているのを、愛すべきお約束と取れないと、『とっちらかった駄作』扱いで終わっちゃいそう。
また、駄菓子詰め合わせ的賑やかさが、逆にテーマを埋没させていたのが残念。姉妹の信頼をメインに描くなら、ギミックはもっとシンプルにした方が心に届いたのでは。それこそ、宇宙に行かずに全編学校だけでもよかったぐらい。完全に本末転倒だけど。
作り手の気合いは伝わってくるし、映像の上質さ、バラエティーに富んだ感覚が心地よかっただけに、かーなりもったいないと感じた。何より好きなタイプの題材がてんこ盛りだし。テレビシリーズとして全6回ぐらいでやるべきだったんじゃないかなあ……

余談ながら、鑑賞中に映画館の冷房が効きすぎていて、宇宙空間を大変リアルに体験できた。全く以て嬉しくないリアルだけど。

●マイマイ新子と千年の魔法(2回鑑賞)
2回鑑賞というのは、『7月以降にまた2回観た』という意味。
既に涼元オールタイムベスト10入りしている名作なれど、何度観ても新しい発見がある。
で、ついに国衙の野外上映会にまで行っちゃったり。

マイマイ新子野外上映会in国衙会場ポスター

上映用大スクリーン

上映直前、曇天下のスクリーン 

本当に感動的な体験だった。映像も音響も思いの外素晴らしかった。

さらにその2週間後、京都は新京極の映画祭でも鑑賞。
DVDも買ってあるのに、やっぱりスクリーンでかかってるとほいほい観に行っちゃう。もはや自分の時間の一部、そういう映画。

●REDLINE(3回鑑賞)
外連味と勢いと爆音だけでできている、愛すべきSFレースバカアニメ映画。
なんだかんだで気に入って合計3回鑑賞。初回時の感想はこちら

制作ウン年とか手書き十万枚とか声優キムタクとか、わかりやすい(わりには効果的に宣伝に使えてないのが歯がゆいけど)売りを別にしても、『作りたいものを作ってるんだな』というのがどストレートに伝わってくる、痛快無比な作品。
特にBGMは白眉。サントラはもちろんED曲(名曲!)"REDLINE DAY"のリミックスアルバムも即買いし、現在ヘビーローテーション中。
本編の方もDVDかブルーレイで出たら即購入予定。『即効性元気の素』的鑑賞ができる作品だと思う。本当は映画館で爆音鑑賞するのがベストなんだけど。
ロードショー形式で、客入りが悪い映画に午前やレイトショーをあてがうんじゃなくて、『向こう半年間、金曜日の夜には大スクリーンでREDLINEをかける』みたいな形態もアリなんじゃないかと思った。こういう作品を生かせないなら、映画業界の仕組み自体がおかしい。

●ライトスタッフ
午前十時の映画祭にて鑑賞。
人類初の音速突破からマーキュリー計画まで、米ソの宇宙開発競争……というか、アメリカの宇宙開発黎明期を、実話を元に重厚に描いた、上映時間193分の大作。
本当に本当に好きな映画なので、ぜひとも大スクリーンで観たかった。念願叶って大満足。
この映画のキモは、なにより人間ドラマとして素晴らしいこと。
テストパイロットの頂点に君臨し続けるチャック・イェーガーと、マーキュリー計画に参じた新世代の飛行士たち7人。この二つの軸を、単なる対立ではなく、『正しい資質』というキーワードで徐々に結びつけていく展開。ここが本当にカッコいい。
ドビュッシーの『月の光』に乗せ、サリー・ランドの裸身が舞う。地上の栄華を謳歌する時にさえ、7人の飛行士たちは気づく。「今この瞬間にも、高みを目指す奴がいる」と。
他にも細かいことを言えば、冒頭でミッシングマンフォーメーションをしていた編隊はT-33だけどF-80のつもりなんだろうなあでないと年代的に合わないしとか、高度記録挑戦のF-104は塗装以外はNF-104風への改造も特にしてなかったんだなあとか、半可通視点でも改めてじっくり楽しめた。

観終わった後も興奮冷めやらず、弁天町の交通科学博物館まで行ってX-1のロケットエンジンまで鑑賞した。
ベルX-1ロケットエンジン展示
こんなんでマッハ1とか出したのか~と別の意味で感動。その横のMe163のエンジンよりはマシだけど。
多分来年も観に行っちゃうと思う。というか、次は余裕を持って席を予約したい。

●2001年宇宙の旅
同じく、午前十時の映画祭にて鑑賞。
言わずと知れたSF映画の金字塔、上映時間141分の大作……なんだけど。
ライトスタッフとは対照的に、今観るとちょっとアレだなあと。
特撮部分(冒頭猿含む)が長回しすぎてテンポが悪いのと、やっぱりどう観ても説明不足すぎて「足りないものをなにか誤魔化してない?」と邪推してしまう。
それでも、『あの2001年がスクリーンで流れている』という感動はやっぱりスゴかった。富士山と一緒で、機会があれば一生一度は映画館で観るべきだと思う。実際満員だったし。
オリジナル通りに途中で2分間のインターミッション(休憩)が入ったけど、観客が続々とトイレに立ち、そして続々と間に合ってなかったのが印象的だった。なんの罠だ。

●SPACE BATTLESHIP ヤマト
初代ヤマトをほぼリアルタイムで観ていた世代としては、負けるとわかっていても戦わなければならない宿命の強敵、それが実写版ヤマト。
決死の覚悟を持って鑑賞。感想は……

『ゆかいなネタ映画を観に行ったつもりが、良くも悪くも予想より真面目に作ってあってリアクションに困る』

シナリオは堅実なまとめ仕事をしていたと思う。
1作目2作目含めた長ーい原作をうまいこと摘んで再構築していたし、「なるほどそうするか…」という新解釈もあった。
でもなあ……演技とカメラワークが大変に残念。

演技は全体的に学芸会な感じ。
敵艦を撃沈した時など、艦橋クルー一同の喜びようは、ナンボなんでももうちょっとリアルにできるだろうと逆に感心するぐらいマンガチック。それをわざわざ艦橋内が全部入るぐらいのロングでのぺーっと映すカメラワークが安っぽさに拍車を掛ける。いつメインスクリーンでデスラーのおかんコント@笑う犬が始まってもおかしくないぐらいギャグチック。
特撮も「邦画としては頑張ってるよね」レベルで、ツラいところは正直ツラい。ハリウッドメイクにようやく周回遅れというか。
年末のドラマ特番として観るなら「思ったよりよかった」と前向き評価ができるけど、映画館で観るには相当に微妙だった。
それでも、ヤマト世代なら「これだよこれ」という名場面はちゃんと織り込んであるし、ツッコミポイントも数々あったので元は取ったと思うし、観る価値なしと切り捨てるようなものでもないし……うーん、やっぱり中途半端なのかも。どちらかに振り切れてればもっと印象にも残ったし、良くも悪くも楽しかったんだけど。

以下、せっかくなので鑑賞ポイント箇条書き。(ネタバレといえばネタバレ)

・あの↓な制服を上着だけにしたのは慧眼。慣れればフツーにカッコよく見えるから不思議。

・「波動エンジンの設計図じゃなくて、最初から放射能除去装置の設計図を送ればよかったんじゃないの?」という往年の疑問に対して、別に入れなくてもいいフォローが入れてある。

・大変わかりやすい死亡フラグ:第三艦橋勤務

・佐渡先生が大変なことにっ。

・アナライザーはもっと大変なことにっ。

・コスモゼロだってそりゃもう大変なことにっっ。

・キスシーンの突っ込み方が無理矢理すぎて、一瞬何が起こったのかわからない。

・キムタクの演技は、最早「キムタクっぽい」という段階を超越している。古代進の設定の方をデフォルトのキムタクに合わせてあるので、キムタクはキムタク以外の何者でもない。ってキムタクって何回書いてるんだ。大ファンか。

・柳葉敏郎の真田さんはお似合いなれど「たしかこの前伊号潜水艦に乗ってた気が…」と思うのも仕方無し。役柄までモロカブリだし。

・ガミラス帝国とデスラー総統が○○○○されたのは、海外展開を考えると仕方無いんだろうけど……やっぱり決定的に物足りない。ただし、顔はちゃんと青い。

・「俺を残してお前は行け」「いいえ一緒に残ります」がナンボなんでも長すぎ。クドさで笑わせるコント並みに長すぎ。

・結論:キムタクの波動砲は一発必中。

……けっこう楽しんでるやん>自分。

●番外編:観たかったけど結局観なかった映画
・アイガー北壁
近くの劇場でかかっておらずタイミングを逸した。残念。

・武士の家計簿
まだやってるので観に行く可能性あり。むしろ原作が読みたい。

そして最後に、2010年封切り映画の涼元的ベストは……

REDLINE

これはもう全俺満場一致で決定。未見の方、映画館上映の機会があったら、ぜひぜひ観に行って欲しいです、はい。

では皆様、よいお年(2011年的な意味で)を~。

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