REDLINE鑑賞

twitter界隈で大評判REDLINE、10/23に109シネマズ箕面で鑑賞。


遠い未来、宇宙最速を決める一大カーレース『REDLINE』。
浮上車全盛の時代、クラシックカーである改造四輪車トランザム20000を駆り、武装に頼らず最速を目指す男、JP。
彼を支える幼染みの腕利きメカニック、フリスビー。口が悪いが心は熱いジャンク屋のオヤジ。JPがレースを始めたきっかけであるキュートな女性レーサー、ソノシー。そして並み居るライバルレーサー達。自星へのレーサー侵入断固阻止を主張し、最強軍を展開するロボワールド。
混乱と熱狂、そして幾多の思惑が錯綜する中、世紀のレースはスタートする……


アツいアツい、そして愛すべきバカ映画だった。
今のところ今年公開中ベスト作品。
喩えるなら、とてつもない物量と情熱で、大マジに作った『チキチキマシン猛レース』。
『制作7年作画10万枚しかも全編手書き!』なんて壮絶な宣伝文句を知らなくても(もちろん知っていればなお一層)、超農密度作画&特盛り外連味演出に圧倒されること間違いなし。そして腹に響きまくる重低音がビシっとハマった素晴らしい音楽……
とにもかくにも、劇場で観ないといけない映画。大事なことだからもう一度言うけど、劇場で観ないといけない映画。爆音と大スクリーン必須。あと、お好みで酒も。
アニメ好きには絵柄だけで敬遠されちゃいがちだけど、こりゃあ食わず嫌いはもったいなさすぎる……のに、またぞろ所によっては上映が早々に終わっちゃう気配。

こういう作り手の気持ちがビンビン伝わってくる作品が割りを食うような興行体勢は、考え直した方がいいと思います>映画業界。玄人好みの高性能スポーツカーをショールームの隅っこに3週間だけ飾って、売れなかったねはいおしまい、じゃなく、わかる人には評価され、長く愛されるであろうロングテール的作品をいかに商売に生かしていくか、そろそろ真剣に考えるべきでは? というか、考えていただかないと困ります、マジで。

愚痴は置いといて。
大阪界隈の主要な館では10/29(金)で上映終了っぽいので、観に行くなら今です、マジで。
それでも興が乗らない方は、今夜、NHK BS2のMAGネットで特集があるようなので、どんなものか確かめてみるのもよろしいかと。


【涼元的REDLINEおすすめ鑑賞ポイント】

・ポップコーンとかジュースとか酒とか込みで楽しんじゃってOK。お行儀不要。ただ、画面に引き込まれると飲み食いしてる暇もないかも。

・細かいことは気にするな。中盤以降の筋はけっこうゴチャついてるけど、疑問は置いてけぼりにして大爆音と動きまくる絵に身を委ねるが吉。

・メカ燃え方面も大丈夫。『本チャンエンジンが間に合わないから、同型器を積んだ別車で感触を掴んどけ』なんてとこもキチンとしてる。

・静のシーンでは、絵から匂い立つ色気を楽しめ。木村拓哉×蒼井優はダテじゃない。あと、乳首もあるよ。

・ふんだんに盛り込まれた名作アニメへのオマージュにニヤニヤするも一興。

・サントラは絶対買いたくなる。そりゃもう絶対。事前に鑑賞費に計上のこと。

・車では観に行かないこと。帰りに事故るぞ。

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このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2010年10月24日 14:50に書いたブログ記事です。

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