2006年1月アーカイブ

涼元@プチ修羅場なので近況短信モードでひとつ。


某日、実家に電話。フランス帰りの涼元姉が出る。開口一番、

姉「くろねこがいるのー」
涼「そりゃ、いるでしょ。くろきちが」
姉「あんなグータラねこじゃなくて、うちの近所のねこスポットあるでしょ、あの廃屋の」
涼「あーあー、あそこね」
姉「あそこにねー、すっごいちっちゃいくろねこがいるのよー最近。近づいても逃げないし、よっぽど持って来ちゃおうと思ったんだけど」
涼「……それってめっちゃ猫さらいな気もしますけど」
姉「そうなのよー、親猫がちゃんといて見張ってるから、なかなかチャンスがなくてー」
涼「………」
姉「それでねー、この際だからうちのくろきちと交換して来ちゃおうかと思ってるんだけど」
涼「やーめーてー」

とりあえず、乳離れしたらきちんと親猫にも話をつけてから来てもらうようにと進言する。新型機に下取り交換される危機も知らず、テレビの上で寝ているくろ きちのことを思い、ちょっぴり憐れを催す涼元。ていうか、くろきちのよだれのおかげで調子が悪いテレビをまずなんとかしましょう>実家。


某日、かねてより考えていたプランを実行に移す。
ブツは巷で話題のアレである。一目見た時から欲しくてたまらなかった。いや自分用にじゃなく、小洒落たプレゼント用に。
残念ながらトラウマを植え付けたくなるようなこまっしゃくれたお子様は知り合いにいないので、手近なガンダムの偉い人の誕生日に宅急便でサクッと送り付けてみた。
某日、電話での打ち合わせがてら、それとなく訊いてみる。

「どうでしたか、アレ?」
「あーあーアレですね。えーと……正直微妙でした」
「とりあえず品名欄には思いっきりガンダムと書いておきましたが」
「やっぱりそこはガンガルと書くべきかと」
「あっ、そっか! そっちの方が二段オチでいい感じっすよねー」
「どっちにしても微妙ですが」
「そうですねー」
(脱力系笑い×2)

所期の目的を達し涼元大満足。
しかし後から考えると、自分で自分の首を絞めただけなんじゃないかという気がしてならない。ホントすみませんです>駒都先生。
涼元@世間を賑わすあのニュースに釘付けモードっす。まさに青天の霹靂。涼元も多々お世話になってきた企業の話ですので、他人事には思えません。


コニカミノルタカメラ事業撤退!


……読まれてましたか。すみません。
現在の涼元主力猫撮り機はPanasonicのFX7なのですが、実を言うとDiMAGE X1も所有しています。でも……正直、ちょっとアレな使い心地であります>X1。お世辞にも使い良いとは言えない無意味につるっとしたデザインのためのデ ザインとか、せっかく手振れ補正を搭載して低光量撮影に強そうなのになぜか最高感度が200とか、今まで使ってきたデジカメの中で最悪に印象の悪い液晶と か。とても他人様にお勧めできるものではないなあというのが、使ってみての率直な感想であります。

コニミノ撤退の原因は色々あるんでしょうけど……ミノルタ系のコンパクトデジカメに限って言うなら、せっかくの屈曲光学系が売りとしてきちんと生かせな かったことはもちろん、「素人に使わせるならこのぐらいでええやろ」という感じの、ユーザーを軽んじる姿勢が見え隠れしていたことが大きいように思いま す。手振れ補正機構なんかより手振れ防止によっぽど効果的なシャッタースピード表示が結局搭載されず終い、Xt→Xgでの不可解なスペックダウン、Xnn 系のあまりにもアレなデザイン……枚挙にいとまがありません。痒いところに手が届くベストセラー機FX7に比べてしまうと、「痒くても我慢しろ」と高飛車 に言われてるようで、昔からのファンでさえ気持ちが萎えてしまいます。

もしもifがあるなら、Xgに屈曲光学系デジカメ最強のスペック&イケてるUIを詰め込み、さらに宣伝にうんと金をかけていれば違っていたんではないかな あと。あの時がおそらく、『ミノルタ』という老舗のネームバリューが通用した最後のタイミングだったように思えてなりません。まあ、涼元がミノルタを見 限ったタイミングなわけですが。

ともあれ、高一の時SRTスーパーから始まった涼元のカメラ遍歴の中に、ミノルタのカメラが登場することはもうないのかと思うと、ちょっとしんみりとしちゃったりしております。「AマウントのSONY機を買えよ」というツッコミは無しの方向で。


閑話休題。
お問い合わせと言いますか、ご確認のメールをいただきましたので補足をば。
涼元悠一のローマ字読みなのですが、現在はYUUICHI SUZUMOTOとUを二つ繋げて表記しております。これはなぜかと申しますと、最近色々あって外国の方からメールをいただく機会が増えまして、みなさま 日本語でメールを書いてくださって感謝感激なのですが、それによるとどうやら非日本語圏では、『涼元悠一』の読みは『すずもとゆいち』と認知されているこ とが判明しまして……あわてて訂正&再認知に走っているという次第であります。

×YUICHI SUZUMOTO
○YUUICHI SUZUMOTO

なのでひとつよろしくお願いします、はい>諸外国の方々。

それは兎も角、中国の方からメールをいただいたのにはかーなりびっくりしました。危うくSPAMとして読まずに捨てそうになりましたが、どうにか気づきました。謝謝!
涼元@ぼつぼつ執筆モード移行です。
今日はいくつかお知らせのみで。

●お仕事の件なのですが、同人誌へのお誘いは現状では原則お受けできません。すみませんです。

●拙作ナハトイェーガー、おかげさまで当初予想を大幅に超えたダウンロードをいただいております。「続編を!」というお声にお応えできるかどうかはアレなのですが、可能ならちょっとしたお礼企画をできればと考えておりますので。

●メールのお返事やや滞っています。もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。

これだけだと味気ないので、今日の晩酌写真でも貼ってみます。

てっさ、のれそれ、冷酒

てっさ、のれそれ、そして賀茂鶴純米冷酒。
河豚が安いのも、のれそれがスーパーでフツーに手に入るのも、関西にいる幸せだなあと。

ねこ&メールな一日(&結局飲む)

本日の予定、ご挨拶と打ち合わせが一件。
少し早めに自宅を出て、川沿いを散歩がてら猫ハント。ていうか撮影。

視線を逸らすしろくろねこ1

くろねこ&しまねこ

落ち葉と戦うしろくろねこ2

大漁だったので調子に乗ってシャッター押しまくっていたら、危うく打ち合わせに遅れそうになったのはナイショな方向で。

会見終了後、元来た道をそのまま歩いて引き返す。時間に余裕があると猫いない。涼元悲しい。
色々あってトラブってしまった新名刺作成を近所のハンコ屋さんに依頼。その後コンビニで適当に食糧を買って帰宅。
ツナサンドイッチとなにやらイタリアンなカップヌードルと……うあっ、なぜかハートランドが!? しかたがないので飲む。
その後午後一杯、各所にメールお返事を出しまくり。
一体ここ十日ぐらいで俺は何通メールしているのだろうと確認してみたところ、一瞬気が遠くなりそうに。

夕食は自作の豚冷しゃぶサラダに温泉玉子を乗せて。レタスがありえない値段だったのでサニーレタスで代用したら、やっぱり物足りない。ていうか、サニーレタスすら高いし。

その後も続行してメール処理をしつつ、昨日特急で入ってきた件のアイディアクラスタを頭の中でころころ転がしてみる。うまくまとめられそうな気もするけど、いかんせん期間がなあ……まあやるしかないと覚悟する。

一段落してスケジュール確認。今週末はどうにか余裕ができそうな気配。あんまり詰めてもあとで辛くなるのは見えているので、適度に息抜きしつつ楽しくデスマーチしようっと。


……と、ここまで書いたところでVA東京のシナリオライター丘野氏から電話。
今日新年会で来阪していることは知っていたので、「いつまでいるん? なんなら飲まない?」と言うと、今まさに二次会の真っ最中とのこと。
「わかった。じゃあ俺も行くわ」
即断で答えている自分。
40分後。VA有志に混じって生ビールをぐびぐび飲んでいる自分を発見する。
さらに河岸を変え三次会に流れる。

生ビール3杯、マッカランストレート、レッドアイ、シャンディーガフ
イカ煮付け、のれそれ、ガーリックトースト、チーズ盛り合わせ、ナッツ、豚トロ焼き

5時50分帰宅。
「今週末の余裕」とやらをたった今使い果たしてきた自分を発見する。

_| ̄|○

新米外注、古巣に打ち合わせに行くのまき

株式会社ビジュアルアーツ社長様から「ホントのことなら何書いてもええ」とお墨付きをもらいましたので、以下、濃いめの涼元フィルター装備でお送りします。


馬場社長(以下VA)「とにかく、例のアレや」
涼元外注(以下涼)「例のアレですか。なんだか景気のいい話をメールでもらいましたが」
VA「アレなあ、実を言うと△△△が○○○○で××××することになりそうなんや。そないなわけやから必然的に□□□が☆☆☆☆☆☆でないとならんちゅーわけや。どないや?」
涼「……どないも何も、俺が最初聞いてた時から話がやたら大きく、かつ締め切りがメッチャ前倒しになってるんですが」
VA「そないなわけでなあ、キミにはバリバリやってもらわんとならん」
涼「いやそう言われましても、今月来月と他の仕事が……」
VA「四の五の言わんと、やることやらんかいっっ!」
涼「えええええっ!?」
VA「あんさん、クビになったぐらいで、ビジュアルアーツとの付き合い終わった思たらあきまへんで~? ソフ倫が許しても、この馬場隆博、地獄の底まで追いかけるっちゅーこっちゃあ!」
涼「……あっ、あんた鬼や、悪魔やあああっ!!」


……というわけで、今日からここはあからさまにオーバーワークの外注涼元悠一が日に日に弱まっていくのを生温かく観察する日記になりました。

涼「らめっ、死んじゃうっ! この仕事量だとマジでしんじゃうぅっぅぅうっ!」(殴)
えー、涼元悠一@あけおめっていうかご無沙汰しすぎです。
昨年は公私共身辺にいろいろとありすぎまして、拙WebPageもほったらかしの体たらくだったわけですが。
ここらで心機一転、再スタートすることにしました。
そんなわけで、suzumoto.jp初お目見えであります。仕事情報やネタ的文章だけでなく、ご要望の多い文章や演出技術関係のこととか、その他日々の細かなこともつらつら書いていこうと思います。
まずはサクッと重大発表を。

会社クビになっちゃいましたー。てへっ。

……いや、ホントですって。
現在もの書き涼元悠一は、名実共にフリーに舞い戻っております。朝寝する自由とか朝酒する自由とか風邪引く自由とか飢え死にする自由とか、色々あってもう毎日ウハウハです。
つっても実際問題、VAの鳥のさんやらいたるさんやらとフツーに飲んでいたりもするので、なんだかなあという感じではありますが。

そういうわけで、泥縄気味にこの場でお仕事を募集させていただきたく思います。
簡単ですが以下に釣書を。
  • 氏名等
    涼元悠一(すずもとゆういち)
    1969年生まれ 男
    静岡県清水市生まれ 現在大阪市在住
    小説家/ゲームシナリオライター
  • 略歴
    1991 『我が青春の北西壁』にて第16回コバルトノベル大賞受賞
    1998 『青猫の街』にて第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞
    2000 2月 株式会社ビジュアルアーツ入社
    2005 9月 同退社
  • 著書
    あいつはダンディー・ライオン(集英社コバルト文庫)
    青猫の街(新潮社)

    その他ジュブナイル中短編、PCゲームベースの小説、ショートストーリー等
  • 開発に参加したゲーム
    ・シナリオ
     AIR(Key:18禁)
     CLANNAD(Key:一般)

    ・企画及びシナリオ
     planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ (Key:一般)

    ・シナリオアシスタントとして参加
     継母調教 初夜献上 おしかけプリンセス(大熊猫
     桜の木下で(words)
     SNOW(スタジオメビウス
     など
  • お受けできる仕事
    ・かきもの仕事全般(小説、ノベライズ、エッセイ、コラム等)
    ・シナリオ系ゲーム企画及びゲームシナリオ(一般及び18禁)
    ・その他応談
  • 得意なジャンル
    ・ノスタルジックな感動系
    ・文化部ノリな部活もの
    ・叙情系ハードボイルド
    ・上記以外でも努力します

こんなところであります。
とは言え、最後に長編小説を書いたのははるか昔ですし、社員でやっていた頃の経歴を並べ立てたところで、今現在の環境でどんなものをどんな質どんな速さで 書くかわからないと意味ないよなあと思いましたので、評価用サンプル作品(小説)を用意してみました。

本来18禁ゲーム用の企画として考えていたものなのですが、小説にするにあたりその辺の制約はとっぱらいました。おかげで主人公は17歳、ヒロインは10歳と思いっきり年齢明記で書きまくっています。しかも主人公まで女の子だし。百合っぽいし。ロリっぽいし。
ちなみにプロットは何話分かありますので、本にできるぐらい貯まったらどこかに持ち込んでみようかなと思ってはいますが……どうなることやら。
とりあえず、1月いっぱいは晒しておこうと思います(2/6追記 終了しました)。下のファイル名もしくはこのページ最下部の宣伝テキストを右クリック→ダウンロードしてお読みください。再配布は自由ですが、配布に当 たって配布者が対価を一切受け取らないこと(販売はもちろん、 手間賃とか通信費とかメディア代とかもダメ)と、ファイル名を含め、全内容を一切改竄しないこと(印刷して数ページだけ誰かに渡すとか、誤字があったから 自分でテキストに起こして直しておきました、などというのもダメです)、涼元悠一の著作権をフツーに尊重することが条件です。
もちろん、業界関係以外の方のダウンロードも大歓迎なので、どうぞこの機会にひとつ。よろしけば感想などいただければ感謝感激であります。

  • ナハトイェーガー
    ~菩提樹荘の闇狩姫~
    涼元悠一 著


    nj1_suzumoto_060101.pdf (193KB) 配布終了しました。
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  • ページ数:
    43×17フォーマットで135ページ(文庫本1/2程度 表紙等含む)
  • 実執筆期間:
    2005年10月内の連続14日間(実働12日)、その後加筆1日、推敲3日
  • 作品テーマ:
    自分が読みたいライトノベル その1
  • 技術テーマ:
    一 とにかく初稿を連続二週間で書ききる
    二 アニメーション一話分と想定して話をまとめる
    三 場面に即した柔軟な文体運用を心がける

  • あらすじ:
    夕暮れ時、立入禁止のビルの屋上。
    平凡な高校生白河恵那は、幼い金髪の少女フレイヤに出会う。
    「わたしを愛でてくださるかしら?」
    恵那の後を追うかのように、近所に越してきたフレイヤ。
    大豪邸に美人メイド、豪華なリムジン、そして懐中時計。
    世間離れしたフレイヤが起こす騒動に振り回される恵那。
    やがて忍び寄る怪異の影……
    果たしてフレイヤは何者なのか?
    恵那の貞操と世間体の行方は?



というわけで、なにかお仕事ありましたら、どうぞ涼元までお知らせください。着手時期や仕事の規模等によってはお受けできないこともあるかと思いますが、とりあえずどうぞお気軽に。 (とりあえず、現時点では2006年4月末まで決まっています)

ではでは、もの書き涼元悠一、今後ともより一層のご愛顧をお願いします>皆々様。


涼元へのメールはこちらまで、何なりとお気軽にどうぞ。mailto:zumo@myad.jp
申し訳ありませんが、私用のためお返事は1月9日以降になってしまうかと思います。仕事関連のことでお急ぎでしたら、その旨お書き添えください。
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