涼元@やっぱり初回版少なくてすみませんです。
Amazonでは発売開始24時間保たずに品切れ、その後はキャンセル分と思われるものが2回ほど発売に回るものの、1時間保たずにやっぱり品切れ、へなへなと現在に至る、と聞いております。小説なしの通常版も出回ってはいるんですが……
お詫びをしようにも、涼元の力では当座どうにもなりませんので、代わりにご要望の多い例のアレ、5月いっぱいって感じで再掲します。「それ読みたいんと ちゃうわ!」というツッコミはごもっともですが、まあひとつだまされたと思って。未読の方はぜひこの機会にどうぞ。なんだかそんなことばかり言ってます が。
それではでは。
後書きに代えて、planetarianの話をば。
なにせミニマムな物語なので、舞台も登場人物もストーリーを展開する必要最低限しか用意されていません。
主人公である屑屋、ヒロインであるロボット、ほしのゆめみ。
あえて脇役を挙げるなら、物語後半に出てくるもうひとつの自律機械と……あとは『イエナさん』でしょう。
プラネタリウムの投影機、特にイエナさんのような、二球式や鉄亜鈴型と呼ばれた古いタイプのそれは、本体からレンズ、歯車に至るまで全てが職人の手作りでした。
なにせとても高価で貴重なものですから、納入される場に合わせてきちんとフルオーダーされ、実際に稼働した後も改良や改修を受け続けるので、たとえ同じ型 番を持っていても、ひとつとして全く同じものはないのだそうです。艦船好きな方なら、○○級の○番艦というのを想像すると近いかもしれません。
プラネタリウム投影機は、そのひとつひとつに『人格』と歴史があります。
何回か通うと、その雰囲気から個性や性格や……性別すらあるように思えてきたりします。
例えば、かつて渋谷の五島プラネタリウムで働いていたイエナさんのいとこ、カールツァイスIVは、雰囲気や物腰からして繊細で無口な女性だったように思います。
全く同じ機械でも、名古屋市科学館にあるツァイスIVはなぜかもっとボーイッシュに見えるから不思議です。投影機そのもののたたずまいだけではなく、ドー ムや座席、観客や解説のスタイルなどが総合的に影響しているのだと思うのですが……って、この辺りは完全に涼元の思い込みというか、妄想なのですが。
ともあれ、プラネタリウムを訪ねた時は、星を見る前に投影機の姿を愛でるというのがお薦めのスタイルです。特にメカ好きならハマること請け合いですので。
さてさて、planetarianの物語自体は近未来の話ですが、イエナさんのモデルとなった投影機は実在し、今も元気に星空を投影し続けています。
それは……と、いきなりバラしちゃうのもアレなので、
カールツァイス・イエナ社製
2006年現在も日本の某所で稼働中
この二つの情報から調べれば、自ずとわかるかと思います。ぜひ挑戦を。
どうしてもわからないという方は、以下をマウスでなぞって反転してみると吉。
(答)
明石市立天文科学館
ちなみに初回特典小説では、思いっきり投影機の形式名を書いてしまっているのでバレバレです。
「簡単すぎる」というプラネタリウム通のために、調子に乗ってさらにもう一問。
イエナさんを擁するプラネタリウム館全体のディティール、こちらは三つの実在するプラネタリウムを混ぜ合わせてモデルにしています。全ての名前を挙げられますでしょうか?
(答)
1 明石市立天文科学館
2 名古屋市科学館
3 サンシャインプラネタリウム(現プラネタリウム満天)
それぞれの設備のどの部分を参考にしたかまで正確にわかったら、お見それしましたと頭を下げるより他ありません。
では最後に、プラネタリウム館があるという設定の『花菱デパート本店』はどこがモデルかと言いますと……
近隣に住んでる方にはバレバレですが、静岡県浜松市にかつてあった老舗百貨店、松菱であります。このデパートは2001年末に潰れてしまいまして、今も駅前繁華街に閉店したままの姿を晒しています。
残念ながら、実際には屋上にプラネタリウムはありません。
また、『花菱』という名前のデパートは、涼元の実家がある静岡県清水市(今は合併で静岡市になっちゃいましたが)にかつて実在しました。その後同じ建物で ヤオハン→セイフー(ダイエー系)とテナントが代わり、こちらも2001年ついに閉店、現在取り壊し中です。
サッカーや清水次郎長で有名な港町清水ですが、今は駅前から丸井も長崎屋デパートもなくなり、残っているのは西友だけ、それさえ前途は厳しそうという惨状です。
故郷の町がさびれていくのは、本当に辛いものです。
清水の場合、時代の流れというより、行政の明らかな失政という面があると思うので、なおさらやるせなさが残ります。
閑話休題。
松菱とは反対側のJR浜松駅南口に降りて東に歩けば、ほどなく浜松科学館があります。新幹線で通りかかると、フランスのパリはポンピドーセンターのごとくパイプがうねうねしちゃってる建物、アレです。
ここにちゃんとプラネタリウムが存在します。マニア的にはドームが露出してないのがちょっと物足りないのですが。
こちらのプラネタリウム、最近新型に機種更新され、リニューアルオープンしました。
流行りの全天投影ができるので、とても派手な番組を投影できるようになったのですが、その分どうしても趣は乏しくなったように思います。
実はリニューアル前のこちらの投影が、涼元的にはいちばんのお気に入りでした。
客席が同心円型でなく傾斜型のため、いちばん低いところに簡単な舞台があるのですが、薄桃色の制服を着た女性解説員の方が、投影開始時にとことこっとここに現れ、例の『投影中のご飲食云々』という前説をしてくれたものです。(今はもうやっていないようです)
そりゃもうそりゃもう、萌え萌えでした。
文言の違いはあれど、ゆめみの前説の元ネタであることは言うまでもありません。
さらに、こちらの館にはちょっと舌っ足らずで大層可愛らしいお声の解説員の方がいらっしゃいまして。
運良くこの方の投影に当たると、まさに至福の時を味わえるのでした。もうオート番組なんてどうでもいいから、このおねいさんに時間いっぱいまで喋り倒してもらって! っていうかむしろ耳元で俺だけに囁いて!(<駄目なプラネタリウム鑑賞の例)
あああああ、また行きたいなあ浜松……
というわけで、突発的に考えてみました。
涼元的浜松街中お薦めツアーコースガイド
午前11時を目処にJR浜松駅着
遠方より新幹線で来た場合は、駅構内になぜか置いてあるピアノを試し弾きするのが礼儀。
運がよければ、ちっちゃな女の子がぽろぽろ鍵盤にたわむれていて心が和んだり、コンサートに来たとおぼしき謎の外人がチャイコフスキーをガンガン弾いていて度肝を抜かれたりするミラクルゾーンです。(涼元実体験)
徒歩5分弱、あつみにて、鰻重で昼食
浜松に来たら、なにはなくとも鰻鰻。
ここは駅から近い上にかなりの人気店なので、開店時間の11時半に店の前にいないと食べられないかも。
また、注文してから活鰻をさばくので、出てくるまでかなり待たされます。
味の説明は敢えてしません。いいからとにかく食ってみろと。これこそが鰻重だと。
腹ごしらえしたら、松菱の北西あたりの繁華街を小一時間散策。
見たような景色に出会えるかも。
疲れたら喫茶店で一服も可。
涼元がいつも使うのは……ちょっとレトロで居心地がいい地下の喫茶店、太陽。
メニューは大変豊富。正統派のコーヒーを頼むもよし、妙なのにチャレンジするもよし。
喫茶店を出たら、アクトシティを目標に15分ほど歩く。
JRのガードをくぐって左折すれば、すぐに浜松科学館が。
(時間に余裕があれば、アクトタワーに上るのもあり。有料だけど)
メインイベント、プラネタリウム鑑賞。ゆるりと堪能しましょう。
ちなみに上映開始は13、14、15時。平日は14時がないのに注意。
臨時変更にも注意。事前にきちんと確かめること。
せっかく科学館に来たのだから、その他の展示を楽しまない手はありません。涼元的お薦めは……
科学より芸術だ!という向きは、時間に余裕があれば浜松楽器博物館を覗くのも面白いです。地下展示では、進化から取り残された有象無象の面白楽器がわらわらと。
その後は、俺の城ことはままつ地ビールレストランマインシュロスへ直行。
ドイツ風のだだっぴろいスペースでゆったりと地ビールを飲む、浴びるほど飲む。
最初の一杯はここのクーポンを使うと幸せ。
店内ではフレッツスポット(無線LAN)も使えるので、PCを持ち込めば涼元、ここで仕事できます。屋根裏風の装飾スペースにちょっとした寝床をしつらえていただけたなら、一生をこちらで飲んで終わるもやぶさかではありません。我が生涯に一片の悔いなし!
そんなにヘビーに飲み食いは……という場合は街中に戻り、むつぎくで話題の浜松餃子を試してみるもよし。どちらにせよビールは必須ですが。
満足したら新幹線にて帰路に。
おみやげにはもちろん、真夜中のお菓子ことうなぎパイVSOP。(ブランデー入り最強スペック)
さらに通っぽく攻めるなら、春華堂本店でしか手に入らないらしい割れうなぎパイを。
まだ飲み足りなかったら、車中にアサヒ生ビール富士山を持ち込んでどうぞ。あまり見ない銘柄ですが、駅内売店でフツーに売ってると思います。
こだまで東京方面に戻るなら、静岡駅でいったん降りて、一部で噂の静岡おでん缶購入にチャレンジする手も。(ホームの売店にあります。ないこともあります)
この他にも、飛行機好きなら浜松基地広報館までバスで足をのばし、世にも珍しい日の丸バンパイアを見て半笑いするとか、スタミナ一番と大奮発して晩はすっぽんコースを食するとか、まさに楽しさ無限大であります、浜松。
……って、なんで広報活動しているか、俺。
作中、細菌兵器でアレしちゃったことのお詫びということで、ひとつ>浜松市民の方々。
追記 浜松まつり開催中は、素人は近づかないのが無難です。祭中のあの都市は大変デンジャー。あと、ホントに行く場合は、休業日とか事前に調べてくださいねっと。
Amazonでは発売開始24時間保たずに品切れ、その後はキャンセル分と思われるものが2回ほど発売に回るものの、1時間保たずにやっぱり品切れ、へなへなと現在に至る、と聞いております。小説なしの通常版も出回ってはいるんですが……
お詫びをしようにも、涼元の力では当座どうにもなりませんので、代わりにご要望の多い例のアレ、5月いっぱいって感じで再掲します。「それ読みたいんと ちゃうわ!」というツッコミはごもっともですが、まあひとつだまされたと思って。未読の方はぜひこの機会にどうぞ。なんだかそんなことばかり言ってます が。
- ナハトイェーガー
~菩提樹荘の闇狩姫~
涼元悠一 著
nj1_suzumoto_060101.pdf(配布終了しました)
お読みになるにはアドビシステムズ社のAdobe Readerが必要です。
- ページ数:
43×17フォーマットで135ページ(文庫本1/2程度 表紙等含む) -
- あらすじ:
夕暮れ時、立入禁止のビルの屋上。
平凡な高校生白河恵那は、幼い金髪の少女フレイヤに出会う。
「わたしを愛でてくださるかしら?」
恵那の後を追うかのように、近所に越してきたフレイヤ。
大豪邸に美人メイド、豪華なリムジン、そして懐中時計。
世間離れしたフレイヤが起こす騒動に振り回される恵那。
やがて忍び寄る怪異の影……
果たしてフレイヤは何者なのか?
恵那の貞操と世間体の行方は?
それではでは。
後書きに代えて、planetarianの話をば。
なにせミニマムな物語なので、舞台も登場人物もストーリーを展開する必要最低限しか用意されていません。
主人公である屑屋、ヒロインであるロボット、ほしのゆめみ。
あえて脇役を挙げるなら、物語後半に出てくるもうひとつの自律機械と……あとは『イエナさん』でしょう。
プラネタリウムの投影機、特にイエナさんのような、二球式や鉄亜鈴型と呼ばれた古いタイプのそれは、本体からレンズ、歯車に至るまで全てが職人の手作りでした。
なにせとても高価で貴重なものですから、納入される場に合わせてきちんとフルオーダーされ、実際に稼働した後も改良や改修を受け続けるので、たとえ同じ型 番を持っていても、ひとつとして全く同じものはないのだそうです。艦船好きな方なら、○○級の○番艦というのを想像すると近いかもしれません。
プラネタリウム投影機は、そのひとつひとつに『人格』と歴史があります。
何回か通うと、その雰囲気から個性や性格や……性別すらあるように思えてきたりします。
例えば、かつて渋谷の五島プラネタリウムで働いていたイエナさんのいとこ、カールツァイスIVは、雰囲気や物腰からして繊細で無口な女性だったように思います。
全く同じ機械でも、名古屋市科学館にあるツァイスIVはなぜかもっとボーイッシュに見えるから不思議です。投影機そのもののたたずまいだけではなく、ドー ムや座席、観客や解説のスタイルなどが総合的に影響しているのだと思うのですが……って、この辺りは完全に涼元の思い込みというか、妄想なのですが。
ともあれ、プラネタリウムを訪ねた時は、星を見る前に投影機の姿を愛でるというのがお薦めのスタイルです。特にメカ好きならハマること請け合いですので。
さてさて、planetarianの物語自体は近未来の話ですが、イエナさんのモデルとなった投影機は実在し、今も元気に星空を投影し続けています。
それは……と、いきなりバラしちゃうのもアレなので、
カールツァイス・イエナ社製
2006年現在も日本の某所で稼働中
この二つの情報から調べれば、自ずとわかるかと思います。ぜひ挑戦を。
どうしてもわからないという方は、以下をマウスでなぞって反転してみると吉。
(答)
明石市立天文科学館
ちなみに初回特典小説では、思いっきり投影機の形式名を書いてしまっているのでバレバレです。
「簡単すぎる」というプラネタリウム通のために、調子に乗ってさらにもう一問。
イエナさんを擁するプラネタリウム館全体のディティール、こちらは三つの実在するプラネタリウムを混ぜ合わせてモデルにしています。全ての名前を挙げられますでしょうか?
(答)
1 明石市立天文科学館
2 名古屋市科学館
3 サンシャインプラネタリウム(現プラネタリウム満天)
それぞれの設備のどの部分を参考にしたかまで正確にわかったら、お見それしましたと頭を下げるより他ありません。
では最後に、プラネタリウム館があるという設定の『花菱デパート本店』はどこがモデルかと言いますと……
近隣に住んでる方にはバレバレですが、静岡県浜松市にかつてあった老舗百貨店、松菱であります。このデパートは2001年末に潰れてしまいまして、今も駅前繁華街に閉店したままの姿を晒しています。
残念ながら、実際には屋上にプラネタリウムはありません。
また、『花菱』という名前のデパートは、涼元の実家がある静岡県清水市(今は合併で静岡市になっちゃいましたが)にかつて実在しました。その後同じ建物で ヤオハン→セイフー(ダイエー系)とテナントが代わり、こちらも2001年ついに閉店、現在取り壊し中です。
サッカーや清水次郎長で有名な港町清水ですが、今は駅前から丸井も長崎屋デパートもなくなり、残っているのは西友だけ、それさえ前途は厳しそうという惨状です。
故郷の町がさびれていくのは、本当に辛いものです。
清水の場合、時代の流れというより、行政の明らかな失政という面があると思うので、なおさらやるせなさが残ります。
閑話休題。
松菱とは反対側のJR浜松駅南口に降りて東に歩けば、ほどなく浜松科学館があります。新幹線で通りかかると、フランスのパリはポンピドーセンターのごとくパイプがうねうねしちゃってる建物、アレです。
ここにちゃんとプラネタリウムが存在します。マニア的にはドームが露出してないのがちょっと物足りないのですが。
こちらのプラネタリウム、最近新型に機種更新され、リニューアルオープンしました。
流行りの全天投影ができるので、とても派手な番組を投影できるようになったのですが、その分どうしても趣は乏しくなったように思います。
実はリニューアル前のこちらの投影が、涼元的にはいちばんのお気に入りでした。
客席が同心円型でなく傾斜型のため、いちばん低いところに簡単な舞台があるのですが、薄桃色の制服を着た女性解説員の方が、投影開始時にとことこっとここに現れ、例の『投影中のご飲食云々』という前説をしてくれたものです。(今はもうやっていないようです)
そりゃもうそりゃもう、萌え萌えでした。
文言の違いはあれど、ゆめみの前説の元ネタであることは言うまでもありません。
さらに、こちらの館にはちょっと舌っ足らずで大層可愛らしいお声の解説員の方がいらっしゃいまして。
運良くこの方の投影に当たると、まさに至福の時を味わえるのでした。もうオート番組なんてどうでもいいから、このおねいさんに時間いっぱいまで喋り倒してもらって! っていうかむしろ耳元で俺だけに囁いて!(<駄目なプラネタリウム鑑賞の例)
あああああ、また行きたいなあ浜松……
というわけで、突発的に考えてみました。
涼元的浜松街中お薦めツアーコースガイド
午前11時を目処にJR浜松駅着
遠方より新幹線で来た場合は、駅構内になぜか置いてあるピアノを試し弾きするのが礼儀。
運がよければ、ちっちゃな女の子がぽろぽろ鍵盤にたわむれていて心が和んだり、コンサートに来たとおぼしき謎の外人がチャイコフスキーをガンガン弾いていて度肝を抜かれたりするミラクルゾーンです。(涼元実体験)
徒歩5分弱、あつみにて、鰻重で昼食
浜松に来たら、なにはなくとも鰻鰻。
ここは駅から近い上にかなりの人気店なので、開店時間の11時半に店の前にいないと食べられないかも。
また、注文してから活鰻をさばくので、出てくるまでかなり待たされます。
味の説明は敢えてしません。いいからとにかく食ってみろと。これこそが鰻重だと。
腹ごしらえしたら、松菱の北西あたりの繁華街を小一時間散策。
見たような景色に出会えるかも。
疲れたら喫茶店で一服も可。
涼元がいつも使うのは……ちょっとレトロで居心地がいい地下の喫茶店、太陽。
メニューは大変豊富。正統派のコーヒーを頼むもよし、妙なのにチャレンジするもよし。
喫茶店を出たら、アクトシティを目標に15分ほど歩く。
JRのガードをくぐって左折すれば、すぐに浜松科学館が。
(時間に余裕があれば、アクトタワーに上るのもあり。有料だけど)
メインイベント、プラネタリウム鑑賞。ゆるりと堪能しましょう。
ちなみに上映開始は13、14、15時。平日は14時がないのに注意。
臨時変更にも注意。事前にきちんと確かめること。
せっかく科学館に来たのだから、その他の展示を楽しまない手はありません。涼元的お薦めは……
- メーカーこそ違えどある意味ゆめみの祖先、NEC謹製の微妙なコンパニオンロボット、グリ夢ちゃんを通せんぼして反応を楽しむ。
24時間全世界にネット中継されてるのであまり極悪なことをしないように注意。
- ヤマハ、ホンダ、カワイ、スズキなど、土地の一流企業が寄ってたかって協賛したっぽい、無駄にゴージャスな展示の数々。本物のバイクの断面展示やら、超巨大な鍵盤やら。見とれすぎて一般児童の迷惑にならないよう注意。
- 1階の『足の下・100倍の世界』は必見。夢に出てくる、絶対。ていうか、あいつら絶対夜毎館内を闊歩しまくってます。
- イの字も絶対必見。毎日テレビが観られる幸せを噛みしめつつ拝むこと。
- 科学館前庭にある天王星だか海王星は、把手がついてて取り外し可能。
科学より芸術だ!という向きは、時間に余裕があれば浜松楽器博物館を覗くのも面白いです。地下展示では、進化から取り残された有象無象の面白楽器がわらわらと。
その後は、俺の城ことはままつ地ビールレストランマインシュロスへ直行。
ドイツ風のだだっぴろいスペースでゆったりと地ビールを飲む、浴びるほど飲む。
最初の一杯はここのクーポンを使うと幸せ。
店内ではフレッツスポット(無線LAN)も使えるので、PCを持ち込めば涼元、ここで仕事できます。屋根裏風の装飾スペースにちょっとした寝床をしつらえていただけたなら、一生をこちらで飲んで終わるもやぶさかではありません。我が生涯に一片の悔いなし!
そんなにヘビーに飲み食いは……という場合は街中に戻り、むつぎくで話題の浜松餃子を試してみるもよし。どちらにせよビールは必須ですが。
満足したら新幹線にて帰路に。
おみやげにはもちろん、真夜中のお菓子ことうなぎパイVSOP。(ブランデー入り最強スペック)
さらに通っぽく攻めるなら、春華堂本店でしか手に入らないらしい割れうなぎパイを。
まだ飲み足りなかったら、車中にアサヒ生ビール富士山を持ち込んでどうぞ。あまり見ない銘柄ですが、駅内売店でフツーに売ってると思います。
こだまで東京方面に戻るなら、静岡駅でいったん降りて、一部で噂の静岡おでん缶購入にチャレンジする手も。(ホームの売店にあります。ないこともあります)
この他にも、飛行機好きなら浜松基地広報館までバスで足をのばし、世にも珍しい日の丸バンパイアを見て半笑いするとか、スタミナ一番と大奮発して晩はすっぽんコースを食するとか、まさに楽しさ無限大であります、浜松。
……って、なんで広報活動しているか、俺。
作中、細菌兵器でアレしちゃったことのお詫びということで、ひとつ>浜松市民の方々。
追記 浜松まつり開催中は、素人は近づかないのが無難です。祭中のあの都市は大変デンジャー。あと、ホントに行く場合は、休業日とか事前に調べてくださいねっと。