OTSUとは『折戸伸治は歌わない』の略です。嘘ですが。(OTSU#01涼元視点なレポート)

第一回OTSUビンカン選手権

受け付けにメイドさんがいる 1ポイント
バンドメンバーにメイドさんがいる 1ポイント
カメラマンもメイドさん 3ポイント
まごめちんの髪型が別人 5ポイント
実は折戸さんが風邪気味 10ポイント
社長の隣に涼元がいる 50ポイント


5月3日午後、まだ体調が恢復していないものの、Key Sounds Label&ゲームミュージック系クラブイベントOTSUをご訪問。
入場前の会場に足を踏み入れると、既に爆音でChicaneが流されていて、大層カッコイイ雰囲気。それはいいのだけど、正直な第一印象は……
「……これ、300人も入るの?」
そうこうしているうちに、いかにもな白スーツで社長が到着。いきなりお褒めの言葉をいただく。しばしplanetarian小説の細部解説をした後、小説 本に関しては初回だけでは惜しいので何とかしたいですよね、などと話す。とは言え、パッケージあっての補完という線で内容整えちゃったからなあ。どうした ものか……

やがて入場がはじまり、サイリウムを配るのをちょっぴり手伝ったりした後、折を見て楽屋を訪問し、MELL様にご挨拶。
紹介が済むなりいきなり両手をぎゅーっと握っていただき、なんというか役得という言葉を実感する。第一線で活躍する方はオーラを発しているものだけど、今 まで会ったどの人ともちがう存在感……無理に喩えるなら、野生の猫のようなお方という印象。可愛いらしいのにどこかワイルドで、談笑している時でさえ感性 が油断なくどこかを狙っているような……ああ、これが『歌姫』ということなんだなあと納得する。

その後も入場が続く。ていうか、やっぱり観客数と会場のキャパが合ってない気が。サイリウムを配る場所さえなくなり、歯磨きチューブの後ろから歯磨き粉が漏れちゃうみたいな感じで受け付けに移動。人出が必要になった場合に備えて待機する。
定刻に開演。モニターを見ながら、居合わせたシナリオライターの面々やCGさんたちとああだこうだと雑談。途中、具合が悪くなった方に声をおかけしたり、 すし詰めの会場から逃れ「トイレはどこですか?」と訊いてきた方に、「すみません、中なんです」と無情に宣言して絶望させるなど、成り行きでお客さま対応 担当に。

やがてMELL様登場。会場大ヒートアップ。
どうしても聴きたい歌があったので、無理を言って料理カウンターの中に入れていただく。

曲がはじまり、歌声が流れ出す。足がどこにもついていないような、自分がどこにもいないかのような、陶然とした感覚を味わう。

やがて終わった時、後ろにいた社長が手を高く掲げてくれた。すかさずハイタッチ。緊張と高揚が去り、とりあえず一仕事終えたなあという満足感に包まれる。
その後もしばし鑑賞させてもらう。
折戸氏と高瀬氏のゆかいな小芝居から、堂々のDJプレイ。
時折デジタル一眼レフ二挺を提げた目つきの鋭いメイドさんがやってきては、調理場のカウンターにひらりと飛び乗って望遠レンズで折戸&高瀬をスナイプ、颯爽と去っていく。ここはどこのブラックラグーンですか?
そして再びMELL様登場。
聞き惚れていると、そっと呼ばれてまたお客さま対応にしゃしゃり出ることに。

全てのお客さまが退けた後、受け付けで撤収準備。
社長に声をかけていただいたので、そのまま打ち上げに参加。全てを出し切って抜け殻状態の折戸氏や、荷運び要員として車で来たため酒が飲めず、でくのぼう と化している鳥の氏を尻目に美味しいビールをいただきつつ、余韻のお裾分けに預かる。あと、ご挨拶もいくつか。

一次会が終わり、当然のようにそのまま二次会へ同行。結局始発まで飲む。
その後帰宅&爆睡。


……というわけで、旧知の顔や音楽屋さんたちのバイタリティーに触れ、実に実に充実した晩でした。それにやっぱり例の曲を生で聴けたのが感動だったです。完全版はOTSUが初お目見えだったので、聴けた方は本当に貴重ですよ。

最後に、僭越ながらOTSUについて。
クラブイベントというと敷居が高そうだなあと思われるかもしれませんが、みなさんいい意味で飾り気なく、自然体で楽しんでおられたと思います。この辺りが OTSUの懐の深さかと。折戸氏も常々、「気軽に来て楽しんでもらえば」と言っていたので。はじめてクラブに来てみたはいいけど何をするのか皆目見当もつ かず、とりあえずもらったサイリウムをぽきっと折ってマッチ売りの少女のように隅っこでしんみりする……のような悲しいことにはならないでしょう。

ただ……今回に関してはちょっと会場が狭すぎただろうと。
乗る人踊る人は前に出て好きなだけ、そうでもない人は後ろで酒を飲りながらだらだらと楽しむってのが、本来のクラブの姿だと認識しています。次はぜひその辺りを考慮していただければと。あと当然、もうちょっとチケットを手に入りやすくしないとならないでしょうけど。

次がどうなるかはわかりませんが、涼元の目から見たOTSU攻略法を。だいたいはFAQとカブってるのですが。


・リュックサックとかバッグを持ってこない
最重要。持ってくると確実に困ります。足元に置いても踏まれちゃいますし。事前に駅のコインロッカー等に預け、会場には手ぶらで来るのが鉄則

・物販をガンガン買おう
たぶんチケット代でトントン、儲けは物販で出すって感じだと思います。たくさん売れれば次につながります。ここぞと物欲開放しちゃってください。ただ、そ の場で買って会場に持ち込むのは困難ですので、早めに来て買いたい物をゲット→街中に戻ってコインロッカーに預ける→手ぶらで会場に引き返す、がベストか と。

・薄着推奨
会場は蒸し暑く、Tシャツでも充分なぐらいでした。TシャツorロンT+帰り道が寒そうなら腰に巻き付けられるような薄手のアウターがいいかも。まあ季節にも寄りますが。

・音に身を任せよう
知っている歌にみんなで間の手ってのももちろん楽しいですが、むしろインスト曲や知らない曲こそがキモかもしれません。普通の生活ではあり得ない爆音に、なにもせずに身を委ねてしまうってのはホントに気持ちいいです。お試しあれ。

・できるだけ飲もう
そうでなくても喉が乾くし、ドリンク売り上げは会場様の収入源ですので、ケチらずに。アルコールが苦手ならソフトドリンクもありますし。
今回はあまりに混雑していて、バーカウンターまで近づくのも大変でしたが。

・お洒落はお好きに
「せっかくだから着るものもクラブっぽく凝ろう」「飾らないいつもの格好で楽しもう」どっちもアリだと思います。実際どちらのスタイルも見受けられ、どちらも楽しそうでした。


ではでは、こんなところで。
次こそプラネタリウム関係を。あかーいめーだまーのさーそりー♪
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このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2006年5月 5日 00:00に書いたブログ記事です。

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