夏から秋への散歩(生存報告)

 

午後の広縁と団扇

団扇の出番もめっきり減って
散歩に出ようと思い立つ

オシロイバナの路地

近所の路地 群生するオシロイバナ
子供の頃より やわらかくなった色合い

小学校のプール入り口

小学校のプール 夏へ続いていた階段
青を深めた空 光の裾に暗がりが覗く

晩夏の銀杏

みずみずしい銀杏の葉
夏から秋へ 受け渡す色

秋空とキョウチクトウ

まだまだ意気盛んな花もある
触るる秋に 刃立てるごとし 夾竹桃

 

廃団地の中庭

役目を終え 取り壊しを待つ集合住宅
閉ざされた中庭 ノウゼンカズラの人待ち顔

伊丹空港に向かう夕暮れの飛行機

橋を渡って家路を辿る
遠ざかる飛行機が 錆色の雲に影絵を落とす

 


とまあ、生存報告代わりに撮り貯めた写真から適当に並べてみました。
もうすうぐお隣の庭からキンモクセイが匂い出します。
季節の移ろいは、年食うごとに本当に速くなっていくなあと、実感しています。

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このページは、涼元悠一が2012年9月29日 15:13に書いたブログ記事です。

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