ファミ通.com『ジャスミン』インタビュー記事公開及びちょっとだけ補足

えー涼元です。ようやく部屋の中で凍えなくなってきました。ちょっとは。

いきなりですが、新作関連情報をひとつ。
ファミ通.comに『ジャスミン』を含めたアクアプラス新作タイトルについてのインタビュー記事が掲載されています。読み応えたっぷりですのでぜひご覧ください。

で、涼元が答えている部分について、ひとつだけ補足を。

●なんで集大成が「確実に学園もの」なのか?

そもそも涼元悠一は、今から20年以上前、集英社コバルトノベル大賞への応募作『我が青春の北西壁』で大賞を頂いてデビューしました。
これは「コバルトに応募したくせに女が一人も出てこない」というところが評価というかウケたという、今思えば無茶苦茶なやり口をしておりました。でもまあ結果オーライです。

「『男の子向け学園もの』が書きたい」というのがその頃からの夢でした。
ただ、当時はライトノベルというジャンルがなく、学園ものといえばコバルト文庫のような女の子向けというのが相場でした。で、何もない原野を俺が開拓してやる!的な逝きゴミ……じゃなくて意気込みで一心不乱に事に当たった……わけでは全然なく。
横書き電脳ミステリーもどきやらわりとガチな叙情SFやらSFだかファンタジーだかよくわからないこびとギャグやら百合もどきラノベもどきやら。
小説ゲームその中間的なアレを含めて、なんだかんだでごたまぜなまま今に至っています。
でも、『男の子向け学園もの』というワードは、涼元の奥底にしっかり根を張っていて、いつか機会があれば……といつも思っていました。

そんなわけで、今回『ジャスミン』で初心が叶い、大変に気合いが入っております。
自分の学生時代ははるか遠くになってしまいましたが、当時の夏、自分が感じたり考えたり悶々としたり憧れたりしたものを、たくさん籠められればいいなと思っています。もちろん、女の子とのああだこうだも、出来るかぎりは。そして、ヤロー向けを標榜してはおりますが、もちろん女の子にも女性にも楽しんでいただけるものを目指しておりますので。

ではでは、よろしくお願いします。

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このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2011年2月 4日 22:39に書いたブログ記事です。

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