花を飾る朝

午前六時半、生ゴミを捨てに行った帰り。

1153751228_137.jpg

道路のマンホールの脇で、オレンジ色の花が咲いているのを見つける。
ヒナゲシかなにかだろうか。家の庭にも前の住み主が植えていったらしいものが咲いているので、種が路上にこぼれたんだろう。

かなりの逆境にもかかわらず、「これが当然」と言わんばかりの佇まいに惹かれて、ポケットからデジカメを取り出す。

帰って、しばし庭を眺める。
雑草に隠れるように、いくつかの花がそこかしこで咲きほころんでいる。
突発的に、庭仕事の真似事をはじめた。

いかにもホームセンターというファンシーな白い柵がそぐわない気がして、ひとつひとつ引き抜く。からみついた草や、柵の間に通って咲いた花を、できるだけ折らないようにしたのだけど、いくつかは地面に落ちてしまった。

1153751228_180.jpg

ショットグラスに水を張り、切りそろえた受難の雑草を玄関の桟に活けてみた。
児戯ではあれど、これはこれで身の丈に合っていると自己満足。
でも、庭にハーブとか植わってたらいいなあなどと、本音の夢想もしてみる。

朝食。

1153751228_237.jpg
 
六枚切り食パンにベーコン二切れとスライスチーズを乗せてトースト。
サラダはレタス、キュウリ、そしてトマト。
トマトが甘くて美味なので、オリーブオイルと酢を合わせただけのシンプルなドレッシングをたっぷりとかける。
そして牛乳……ではなく低脂肪乳なところに、抜かりない肥満への気配りが。
『オリーブオイルたっぷり』とか言ったその口でぬかすかと我ながら呆れる。
まあ、朝早起きして美味いもの食った方が、よっぽど健康になれるはず。
twitter過去ログ
twilog

このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2009年5月 1日 00:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「箸置きを買いに」です。

次のブログ記事は「夏の終わり。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。