ナハトイェーガーが本になります&新型デジカメで夜中の猫を撮らんと欲す

ぼーじょれー(時候の挨拶)。涼元です。
既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、ご報告をば。
来たる12月15日、涼元悠一作 『ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~』ソフトバンクGA文庫さまより発売であります。どうもお待たせしましたです。
で、せっかくだからちょびっとだけ表紙をご披露したり。

ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~ 表紙

イラストを担当していただいた一美先生のサイトPLASTIC MOONはこちらであります。
……なんだかもう、激しく絵負けしている気がしますが。ゴスロリで耽美で百合なんだ~と思った方は、まちょっと覚悟はしといてください。いろいろな意味で。
ともあれ乞うご期待~。


ところで、デジカメ新調しました~。
愛用していたPanasonic DMC-FX7が、 電源を入れてないのに勝手にレンズを出し入れするため尻ポケットに入れておくと大変危険というか、通行人に目撃されると『こいつのチ○チ○どこについとん ねん』と思われるというとっても凝った恥辱プレイ事態に。さすがにこのままでは使えないけど、直すのも億劫だしということで、えいやっと買っちゃいまし た。RICOH DC-3Zから数えてこれで8台目、既に涼元人生の風物詩と化しているイベントです。

今まで富士フイルム機(とオリンパス機)とSONY機は、メディアがへんてこりんな自社規格という時点でアウトオブ眼中だったわけですが、昨今の大容量メ ディア爆安化のおかげであんまり気にしなくてよくなりました。そうなると、知り合いの間でもでいい噂しか聞かないあいつがやっぱり無視できず……

というわけで、FinePix F30であります。
某通販でかなり安く買えたとホクホクしていたところ、二週間後に新製品が発表されてやり場のない怒りに駆られたりもしましたが、人間の顔なんか検出してもらったところで、1ミリたりとも嬉しくありません。検出するべきは猫です。猫なんです。みんな猫のヤバさをもっと知るべきだと思います。超がんばれ。
そんなわけで、早速夜間徘徊&試し撮り。

こねこの集会1

ちびっ子だけの猫集会っていうかじゃれ合い会に遭遇。総勢五匹。
3メートルほど離れてさっそく撮影……したものの、慣れずにストロボを焚いてしまいご覧の通り。

こねこの集会2

で、五匹中二匹が車の下に逃走。全く動じず香箱座りなくろねこと、どうしようか迷ってうろうろしてるしまねこ&はいいろねこ。もたもたとストロボをオフにして二枚目。カメラ目線もへったくれもなし。

胡散臭げなちびくろねこコンビ

後日、同じ場所でちびくろコンビと遭遇。
道の反対側から撮ったので、かろうじて猫型が判別できる程度しか写らず。でも胡散臭そうにしているのはわかるという。

F30の高感度高性能をもってしても、夜中の猫はこんなもんっす。……_| ̄|○
一応フツーの夜景も撮ってます。

河原から見た桜宮高校

川の土手に建ってる学校。高感度撮影の粒状感が、曖昧な夢のような効果を出していて、これはこれで面白いかも。


まだあんまり使ってませんが、これまでのインプレッションは。

○な点
・さすがの高画質。簡単な三脚+長時間露出で星すら写せるほど。前に使ってたのが画質的にはアレなミノルタとかパナだったせいもあって、最早別物の性能。みんなこれにイチコロなんだなあと激しく理解した次第。
・アホのように電池が保つ。未だに使い切っていない。
・ピントがよく合う。高感度でもピンぼけは救えないので、大変に頼もしい。
・マニュアルモード(実際にはプログラムモードだけど)では撮影情報がきちんと液晶に表示されるので撮りやすい。グリッドが常時出しておけるのも嬉しい。
・半押しから全押しへのシャッターの感触がよくて、ほとんど手ぶれする感じがしない。この辺り、FX7はダメダメだったのが今になってわかった。
・ストロボのチューニングがすごーくいい。高感度を利用して光量を落とし気味にしているのか、ほとんど影が出ない。室内撮影でストロボ使って違和感が出ないコンパクトデジカメなんてはじめてですわ。さすがにカタログで謳われてるだけのことはあると敬服。
・ストロボがいいので、高感度二枚撮りモードがかなり使える。

×な点
・コンパクトカメラとしては厚すぎて、尻ポケットに入れておくのが厳しい。ラフな普段使いカメラとしてはある意味致命的。
・主電源が押しにくい。これも撮影する気を削ぐ要因に。
・持ちにくい。表面の仕上げがつるつるしている上に、カメラ前面の指かけが意味をなしていない。この点だけは後継機のF31が羨ましかったり。
・操作性に癖がある。モードが細かく別れているけど、それぞれで覚える感度が違うからわかりにくいとか、露出補正専用ボタンがあるのに、モードによっては 露出補正自体ができないとか、よく使う設定が別ボタンに割り当てられているけれど、その内容さえモードによって違うのでまごつくとか……個人的には納得で きない仕様。
・やっぱりxDピクチャカードは……だってまったくメリットないもん。あと、一回カードがメモリエラーを出して、本体ではフォーマットもできなくなってしまって焦った。いじっていたら直ったけど、信頼度ガタ落ち。
・電池がカメラ内でしか充電できない。別売りで単体充電器があるけど、最初からそっちを附属してくれという感じ。
・常軌を逸した大光量のAF補助光。サーチライトか。猫が逃げるからやめれ~。
・デザイン的には¥12800-ぐらい。


……なんか×の方が多いですが。
実際問題、涼元のように、ケースはおろかストラップさえつけず、尻ポケットにねじ込んでいつでも持ち歩くというスタイルだと、F30は厚すぎて持て余します。かといってケースに入れたら使わないのは見えてるし。で、今も時々DiMAGE X1を持ち歩いていたり。画質はダメダメなれど、薄型&屈曲光学系の気安さは再評価しなければならないっすわ。
F30の方は、実家でくろねこを撮るのに使ってみようと思います。これは気軽に撮るカメラでなく、本気撮りに使ってこそ真価を発揮する気がするので。

とまあ、今回はこんなところでひとつ。
猫写真より本の表紙の方がちっちゃい点はスルーの方向で。
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このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2006年11月24日 00:00に書いたブログ記事です。

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