いくら丼が食べたかったな~

午後1時起床、コーヒーで目覚まし後、ネットで資料を漁りつつ3時間ばかり執筆。
午後4時、今書いているものの後半部分の流れを固着するべく散歩。
歩道に出るなり、なぜかいくら丼のビジュアルが 頭に浮かぶ。それもただのいくら丼ではない。グルメ番組でよくあるような、調子に乗った店主が「うちはいつもこのぐらいですよー」と口から出任せを言いな がら腕も折れよとイクラをかけまくって、オーバーオールを着た巨漢タレントが「おいおいそんなに盛ったらシャケ絶滅しちゃうよー」と愉快にコメントするあ れである。
こうなっては仕方ない。ちょっと早いけど夕食はいくら丼に決定。
進行方向を京橋に変更し、いくら丼を食べさせてくれそうな店を探す。だが見あたらない。というか、そもそも海鮮丼を扱ってるような店自体がほとんどない。居酒屋なら駅前に巨大隕石が落っこちても2、3軒ぐらい平気で営業してそうなぐらいあるのに。ダメだぞ京橋。
そうこうしているうちに、もはや頭の中はいくら丼でいっぱいに。(参考ビジュアルイメージ)

魔界都市をさまよい歩くこと1時間、行く手になにやらおどろおどろしい塔を発見、さっそく探索を開始。
建物内部がびっくりするほど無駄に吹き抜けになっているダンジョンを右にうろうろ左にうろうろした挙げ句、3階の奥地でついにあの伝説の海鮮丼専門店、ザ・どんを発見!
本誌独占公開、これが魔界の塔(参考ビジュアルイメージ)を影で牛耳るラスボス、魔王いくら丼だ!

魔王いくら丼

……いえ、正確には生うにいくら丼なんすけどね。
他にもシャケいくら丼とかあまえびいくら丼とか、色々あるにはあったんですが、メニューの中でこれがいちばんいくらの含有率が多そうだったんですよ。
でもですね、なんと申しますか、俺が望んでいたものとビジュアル的にかなり隔たりがあると申しますか、下地のご飯が見えちゃってるのを海苔で誤魔化してるよねと申しますか、世間一般に「ウニいくら丼」と認知されている料理と比しても、不遜ながら言わせていただければちょっぴりしょぼいと申しますか……

正体はうに

っていうか、伝票に思いっきりうにって書いてあるし。
でもうにだって少なかったし。

ものの5分で成敗っていうか完食。
支払いを済ませて店を出ても、満たされない思いは膨らむばかり、右耳では黒パパイヤ鈴木が、左耳では黒石塚英彦が、「こんな店ビルごと○れちゃえ」と放送不穏当発言をリフレインしている。俺の貴重な時間を返せ、780円を返せ、あの胸のときめきを返せ、にんげんをかえせ。

きっと今のは雑魚モンスターなんだ、本物のもっとどんぶり鉢が巨大で赤いのがつやつやたっぷりかかってるやつは上の方の階で手ぐすね引いて待ってるんだと無理矢理思いこみ、とりあえず手近な酒場に入って情報収集をする。

ヱビス生中680円。っていうかヱビス以外ビールがないし

生中が一杯680円だったのは、やっぱり59階にいる魔王いくら丼の仕業と見て間違いないでしょう。
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このブログ記事について

このページは、涼元悠一が2006年2月11日 00:00に書いたブログ記事です。

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